プロジェクト管理の観点から見たノウハウの数量化と評価 : ノウハウ伝授システムの構築に向けて
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概要
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近年の高齢化進行により、実務担当者数が減少しており、組織がこれまでに蓄積した業務遂行ノウハウが消失することが危惧されている。個人が持つ実務遂行ノウハウの伝承については、既に研究が進められており、担当者交代時の後任者への速やかな教育を支援するシステムの構築等が検討されている。しかし、産業の継続的な発展のためにはプロジェクトを遂行に関するノウハウ伝承も重要な課題である。プロジェクト管理の観点とはコスト、品質、工期である。プロジェクトが進まなければ産業の発展はあり得ない。プロジェクト遂行ノウハウを伝えるためには、これまで組織が蓄積してきた、ノウハウ・工夫情報や不適合情報をプロジェクト担当者全てに見えるようにすることが必要である、不適合情報とは業務遂行上で発生した不具合やミスにおける発生状況と対策情報のことである、例えば加工間違いの状況、原因、対策情報である。そこで、本研究では従来の不適合情報に加えて、ノウハウ・工夫情報の発見を行い、不適合情報とノウハウ・工夫情報をコスト換算して同一に扱うことにより、プロジェクトの費用、工期の管理精度向上と類似プロジェクト遂行時における生産性の再現を目指す。更に本研究ではプロジェクト進行状況の言語化を行い、プロジェクトに関わる全ての部署での情報の共有手法について提案を行う。ノウハウ、不適合情報の同一管理の実現がノウハウ伝授システム構築の基礎となる。
- バイオメディカル・ファジィ・システム学会の論文
- 2009-10-02
著者
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