シートコンデンサ内蔵基板による電源系ノイズの抑制(受動部品内蔵回路基板技術,<特集>高性能電子機器を支える次世代高密度実装技術と実装材料技術論文)
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概要
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高速な電気信号を起因とするプリント基板内における電源-グランド層間の電源揺らぎは大きな放射ノイズ源となる.これにより,小型化・高機能化が進む電子機器内部において相互干渉が起こり,隣接した機能を阻害するため,この対策として,チップコンデンサを電源-グランド層間に接続されるよう基板表層に実装することが行われている.一方,この電源揺らぎを対策するために,高誘電率材料を電源-グランド層間全面に印刷し,コンデンサ機能とする検討がなされている.しかし,面全体が高誘電率化となり,設計上問題が生じる.そこで本論文では,電源-グランド層間の電界の揺れが大きい領域を選択し,シートコンデンサを部分的に内蔵した構造での,ノイズ抑制効果を検討した.その結果,この構造においても,ノイズ抑制可能であることが判明したので,以下報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-11-01
著者
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