アンテナ自身の群遅延に関する解析及び測定(アンテナ・伝搬)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では,室内の高精度な位置特定を実現させる基礎技術として,これまで報告のなかったアンテナ自身の群遅延解析をダイポール及び八木・宇田アンテナについて行った.2ポートZマトリックスを用いてダイポールアンテナ及び八木・宇田アンテナの群遅延解析を行い,遠方においてアンテナ群遅延が,前者はアンテナの自己インピーダンスで決定され,後者は放射器の自己インピーダンスと放射器近傍に存在する素子間における相互インピーダンスにより決定されることを示した.これらのことを踏まえ,ダイポール及び八木・宇田アンテナを実験により評価したところ共振周波数においてそれぞれのアンテナ群遅延が1.3λ,2.7λ(λは波長)となり,高精度な位置特定が必要とされる環境下では無視できない量であることが分かった.更に両実験について電磁界シミュレーションにより比較検討を行い,反射波による影響について考察する.
- 2007-12-01
著者
-
馬場 孝明
早稲田大学 大学院 情報生産システム研究科
-
田邉 勇二
早稲田大学大学院情報生産システム研究科
-
上野 伴希
早稲田大学情報生産システム研究センター
-
馬場 孝明
早稲田大学大学院情報生産システム研究科
関連論文
- マルチモード離調型球形Wheeler capを用いた広帯域アンテナの効率測定
- 離散ウェーブレット変換に適したプログラマブル・シストリックア***ロセッサのアーキテクチャ
- マルチモード離調型球形 Wheeler cap を用いた広帯域アンテナの効率測定
- アンテナ自身の群遅延に関する解析及び測定(アンテナ・伝搬)
- 適応型トリーに基づく低計算量動画圧縮方式(画像・映像処理)
- 適応型ツリーに基づく低計算量動画像圧縮アルゴリズム(映像符号化・システム・感性工学及び一般)
- A-7-19 低消費電力RSA暗号LSI(A-7. 情報セキュリティ, 基礎・境界)