11. 膣トリコモナスの凍結保存 : 数種の凍害保護剤の効果について(一般講演,昭和50年度第21回凍結及び乾燥研究会講演並びに討論要旨)
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概要
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(1)保護剤によって平衡中の温度の影響が異なり,DMSOやエチレン・グリコールでは0℃から20℃付近までが特に原虫生存率が高かった.しかしグリセリンの場合は平衡中の温度が高いほどよく,最も高い生存率は37℃で平衡させた場合に得られた.(2)25℃と37℃で平衡させた場合,DMSOやエチレン・グリコールでは平衡時間が短いほどよく,特にDMSOでは平衡時間が長くなるにつれ著しく原虫生存率が低下した.グリセリンの場合は温度の影響が強く,37℃では60分程度平衡させると著しく生存率が高かったが,25℃では,全体に時間を長くすると生存率は高まるが37℃の場合と比べると生存率は低かった.
- 低温生物工学会の論文
- 1975-08-10
著者
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