11. 原虫-特にトリコモナス-の凍結保存(一般講演,昭和49年度第20回凍結及び乾燥研究会講演並びに討論要旨)
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概要
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膣トリコモナスの凍結保存についてしらべ次の結果を得た.(1)グリセリンを原虫液に,一度に加える時は,平衡時間を長くする(2時間程度)方が原虫の生存率が高かった.さらにグリセリンを一度に加えないで,数回にわけ長時間をかけて添加するといっそう高い生存率が得られた.(2)エチレン・グリコールも,グリセリンと同じく徐々に加えた方が生存率が高かった.しかしグリセリンや次に述べるDMSOと比較すると保護作用は弱かった.(3)DMSOは,平衡時間を長くしても,あるいは徐々に加えても生存率は高まらなかった.しかし保護作用は,グリセリンにやや劣る程度で.エチレン・グリコールよりは優れていた.(4)予備凍結温度は-16°,-20°,-25°,-30℃の4つのフリーザーのうちでは,-30℃のフリーザーが最も成績がよかった.
- 低温生物工学会の論文
- 1974-08-30
著者
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