ラフター(笑い)ヨガの血圧低減効果について
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概要
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ラフター(笑い)ヨガの血圧低減効果を検討するため、名古屋ラフタークラブのセッション参加者15名を対象に、セッション前後での血圧の変化を検討した。その結果、収縮期血圧の平均値はセッション前後において、それぞれ130.5mmHg、122.5mmHgとなり有意な差が認められた(t検定:p<0.05)。拡張期血圧はセッションの前後でそれぞれ、82.7mmHg、80.7mmHgとなっており、若干の低下がみられたものの、有意な差は認められなかった。これらの値はChayaらのIT企業従事者を対象とした調査結果をほぼ支持する内容であると考えられ、わが国においてもラフターヨガの血圧低減効果の可能性が示された。今後は、高血圧者を対象としたセッションの実施など、補完代替医療の一つとしての活用が待たれるところである。
- 2009-07-11
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