技術情報の開示と知的財産権保護の制約に関する課題(セキュリティ関係,一般)
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概要
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技術情報としてのソフトウェアは,原則,公表されて,プログラムの著作物または発明の保護対象になる.他方,ソフトウェアのソースコードは,営業秘密として,非公表のもとに保護される対象になる.ここで,欧州委員会はEU競争法の観点からマイクロソフト社のオペレーティングシステムに関して,また中国は「IT(情報技術)セキュリティ製品を対象とした強制認証制度」において,ソフトウェアのソースコードの開示を義務づける.このソースコードの開示に関する課題は,ソフトウェアの法的保護の多様性の中での知的財産管理の観点と,ソフトウェアの機能に対するセキュリティ管理の観点から生じるものといえよう.本稿は,技術情報としてのソフトウェアの知的財産権保護の態様を明らかにし,技術情報の開示と知的財産権保護の制約との相関問題について考察する.
- 2009-06-25
著者
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