地域SNSのユーザー同士のつながり方に着目したネットワーク分析
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概要
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本論文では、特定の地域でface-to-faceの関係を前提とした地域SNSを分析対象として、2時点間のデータを用いることで、友人関係にどのような傾向があるかについて考察する。具体的には、第1に、友人ネットワークのコンポーネントに着目した分析を行う。2時点間の比較を行うことで、コンポーネントの成長過程のあり方を分析する。第2に、友人関係の形成の傾向を分析する。全ユーザーを対象とした分析と新規登録者に着目した分析をそれぞれ行う。これらの分析の結果、第1のコンポーネント単位での分析では、先行研究が示すような特徴は特に確認できなかった。他方で、第2の友人関係の形成の傾向についての分析では、友人数が多いユーザーほど友人の少ないユーザーとつながる傾向があること、そして、新規登録したユーザーはSNS内の友人数が上位ユーザーとつながる可能性が高いことが示された。
- 2009-09-30
著者
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