中国におけるビジネス行動のグローバル化 : 企業の戦略構築と組織再編の分析を中心に
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概要
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本論文は「世界の工場」の主役になりつつある中国の企業を取り上げ、経営学の枠組を適用しつつ、中国上位メーカーのビジネス行動を分析した。計画統制から市場競争への移行に伴って、中国企業に対する政府の統制力は中央から地方に移りながら、次第に弱体化していった。一方、市場環境は閉鎖的なものから開放へ、さらにグローバル化へ進み、企業に対する影響力がますます強くなってきた。こうした環境変化のなか、企業の行動は次第に方向を修正し、従来の政府に働きかける方向から市場変化に適応する方向へと中心を移しはじめた。本論文は中国企業の戦略構築(製品開発、生産、販売、輸出、海外現地生産など)と組織再編(企業構造や所有制の変革、人材の移転、組織慣性など)の両面から各分野を分けて分析し主要な特徴を抽出し、あわせて、WTOへの加盟後、中国企業の国内行動と海外進出およびグローバル化を踏まえたこれから経営の行方を分析していた。
- 沖縄大学の論文
- 2007-12-31
著者
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