Dペプチダーゼについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ペプチダーゼ作用を簡単に検査する方法としてm・アミノ安息香酸(aB)のペプチドを基質として用い,酵素的に遊離するaBを比色定量する方法とその成績についてはすでに報告したが,その中でG-aB(G…グリシン)が動物諸臓器,血清,血球によつて速かに100%迄水解されるのに,_<DL>L-aB, _<DL>L-aB-G(L…ロイシン)は50%しか水解されず,癌組織,癌血清によつても不斉水解を蒙り,長時間と雖も50%を超えないことを報告した。このたびは_<DL>A-aB(A…アラニン)を基質として実験を行ひ,この基質も亦,癌組織,癌患者血清により不斉水解をうけるのをみた。然しこれらラセミ体中の_DA-aBも_DL-aBもBac. subtilis(千葉大学腐敗研究所)により水解せられ,この菌は_<DL>A-G及びG-_<DL>AのD体をも水解しうるを認めた。
- 千葉大学の論文
著者
関連論文
- 11.酸性フォスファターゼの組織化学(第383回千葉医学会例会)
- 臨床検査総論(V)
- 臨床検査総論(IV)
- 臨床検査総論(III)
- 臨床検査総論(II)
- 臨床検査総論(I)
- 標準血清の利用とその限界(話題)
- 診療のための検査(12) : 正常値
- 診療のための検査(13) :精度管理
- 診療のための検査(5) : ビリルビン(続)
- 診療のための検査(6) : 潜血反応
- 臨床検査室の現状とその合理化
- 診療のための検査(2) : 糖の検査
- 診療のための検査(1) : 日常化学検査の趨勢
- 診療のための検査(3) : 血清尿素(脳と神経の研究VII)
- 診療のための検査(4) : ビリルビン
- m・アミノ安息香酸ペプチドの水解
- Dペプチダーゼについて
- 17臨床生化学分析
- Application of New Synthetic Substrate for Estimation of Serum Cholinesterase Activity:Measurement of Pseudo-ChE Activity Using New Substrate (3, 4-Dihydroxybenzoyl Choline)