尿中の葡萄糖定量試驗法(落成記念號)
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概要
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尿中葡萄糖の定量法に従来フエーリング氏法を賞用せり(一分子の葡萄糖は一定の稠度を有するアルカリ液中に於て五分子の硫酸銅を還元し亜酸化銅となすの作用を有す。此原理を應用してフエーリング氏法を行ふものなれど終末反應が即青色が全くなくなり赤色となる此の程度が實に不明瞭なり)。依て近來此の法の改良法が續々現はれたり。余は次の二氏の法が最實地醫家の應用に便利なるのみならず最確實にして今後廣く應用せらるゝものならんと信ず。依て此二法を紹介し猶余が此の法を試驗し再三誤謬を來せし事を警告せん。
- 京都府立医科大学の論文
- 1914-12-31
著者
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