本学学生の食生活意識と「食事バランスガイド」の教材としての検討 : 認知度、使用感に関するアンケート調査をもとに
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概要
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本学生活プロデュース学科の授業において「食生活指針」、「食事バランスガイド」を取り上げるにあたり、学生がそれまでにどの程度認知し、どのような意識をもっているかを知るアンケート調査を行った。その結果、認知度は「食生活指針」27%、「食事バランスガイド」45%であった。認知していても、食生活において参考にしている者は少なく、それは「どのように参考にしたらよいかわからない」ためであった。「食事バランスガイド」を利用して2 日間自分の食事診断をさせた後、使用感について調査を行った。その結果、食事のバランスの良否や区分ごとの過不足がわかったが、今後の意向は「時々参考にしたい」程度であった。対象学生にとって、主食、主菜、副菜の分け方や、量の数え方「つ(SV)」がわからない料理があることが、使いづらい点として上がった。教材としてはその点をふまえて活用していく必要がある。