実験的研究の方法論のマネジメント教育への活用
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概要
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【問題意識】本研究の目的は、実験的研究の方法論をマネジメント教育の手法として活用することの効果について、理論と実践との両面から明らかにすることにある。【論点】本研究では、学生たちが今日より能動的な授業展開を求めており、教育ニーズが参加型・体験型教育へと転換してきていることを指摘したうえで、実験的研究の方法論がマネジメントに関する参加型実践教育の手法として有効であることを明らかにした。学生が被験者としてだけではなく、特に実験者としてマネジメントに関する実験的研究に取り組んだ場合には、実験的研究の方法論を通して、企画立案能力・論理能力・集団統制能力(リーダーシップ)・コミュニケーション能力・データ分析能力といったマネジメント・スキルの修得において、より高い教育効果を得られることが期待できる。【結論と今後の課題】本研究の成果からは、実験的研究においてはその新しい活用方法を、マネジメント教育においては新しい教育手法を、それぞれ得ることができた。本研究に残された今後の課題としては、実験的研究の方法論をマネジメント教育に活用することから得られる効果についても、実験室実験を設計・実施することによって、その教育効果を計量的に測定する必要があることが挙げられる。
- 2009-06-26
著者
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