学びにおける子どもと教師の対話的関係の構築に関する研究 : 子どもと教師のカリキュラム協同構想の視点から
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は、オットー学校の「子どもから」のカリキュラム開発を具体的な授業実践のレベルから明らかにする。オットー学校のカリキュラムデザインの特質は、以下の3点である。(1)固定的、一方的な「型」としてのカリキュラムではなく、柔軟で協同的な「プラン」としてのカリキュラムが志向された。(2)学年区分や教科のスコープとシークエンスをより柔軟な幅をもって捉えることで、子どもの側からのカリキュラムが構想された。(3)授業実践では、子どもと教師の対話に基づいてボトムアップのカリキュラムデザインが具現化されていた。
著者
関連論文
- 学びにおける子どもと教師の対話的関係の構築に関する研究 : 子どもと教師のカリキュラム協同構想の視点から
- 幼児教育との接続を視野に入れた基礎学校カリキュラム--近代ドイツ国民学校との比較を中心に
- ドイツ新教育運動期におけるB.オットーの「協同体」概念に関する研究--対話に基礎を置く総合学習(Gesamtunterricht)の授業実践を中心に