距離と誤り訂正符号 : 符号理論からネットワークコーディングへ(研究速報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では,ネットワークコーディングでの誤り訂正における誤りをとらえる距離の概念が,従来の符号理論での誤り訂正におけるランダム誤りをとらえるハミング距離の自然な拡張になっていることを示す.この拡張した距離をテンプレート距離と呼ぶ.そして,ネットワークコーディングにおける誤り訂正符号の誤り訂正能力を,テンプレート距離で測った符号の最小距離により評価することができる.また,符号の最小距離の上界も示すことができる.更に,テンプレート距離を用いることで,ネットワークコーディングにおける誤り訂正符号の復号として,最小距離復号やリスト復号などの距離構造を利用する復号が理論的に実行可能となり,テンプレート距離はネットワークコーディングでの誤り訂正において有効な基礎概念となる.
- 2009-07-01
著者
関連論文
- ネットワークコーディングにおけるマルチキャスト誤り訂正符号(研究速報)
- 楕円,超楕円曲線上の代数幾何符号に対する誤り位置関数の高速構成法 : Ο(n^2)
- ネットワーク符号化を用いた効率的なファイル配布法
- FAST PARALLEL DECODING ON SYSTOLIC ARRAY ARCHITECTURE FOR CODES ON A CLASS OF ALGEBRAIC CURVES (Algebraic Aspects of Coding Theory and Cryptography)
- 補助情報を用いた情報源符号化の計算量削減
- ネットワークコーディングにおける代数的誤り訂正符号とその構成法(一般セッション,フレッシュマンセッション,一般)
- 距離と誤り訂正符号 : 符号理論からネットワークコーディングへ(研究速報)
- Reed-Solomon符号の最尤復号に関する検討
- 分散ストレージにおける再生成符号と秘密分散について
- 信頼度情報と消失訂正を用いた動画像向け電子透かし
- AT-1-2 線型ネットワーク符号とその構成法(AT-1.ネットワーク符号化,チュートリアル講演,ソサイエティ企画)
- セキュアネットワーク符号化アルゴリズム : 条件付き正則行列の構成アルゴリズム(I)
- ネットワーク符号化とある種の線型変換(一般セッション,フレッシュマンセッション,一般)
- 組合せネットワーク上のルーティング制御とその応用(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- 組合せネットワーク上のルーティング制御とその応用(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- 組合せネットワーク上のルーティング制御とその応用(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- MDS符号とその復号法(ブロードバンドモバイル時代における基礎技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
- 非定常情報源に対する文脈木重みづけ法の研究(ブロードバンドモバイル時代における基礎技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
- MDS符号とその復号法(ブロードバンドモバイル時代における基礎技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
- 非定常情報源に対する文脈木重みづけ法の研究(ブロードバンドモバイル時代における基礎技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
- MDS符号とその復号法(ブロードバンドモバイル時代における基礎技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
- 非定常情報源に対する文脈木重みづけ法の研究(ブロードバンドモバイル時代における基礎技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
- Rashmi-Shah-Kumar再生成符号の拡張と秘密分散について(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- Rashmi-Shah-Kumar再生成符号の拡張と秘密分散について(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- Rashmi-Shah-Kumar再生成符号の拡張と秘密分散について(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- 修復可能な分散ストレージシステムにおけるランプ型秘密分散法 : 最小バンドワイド再生成符号を用いたランプ型秘密分散法(フレッシュマンセッション,一般)
- 最小バンドワイド再生成符号を用いたランプ型秘密分散法(一般,情報セキュリティ,ライフログ活用技術,ライフインテリジェンス,オフィス情報システム,一般)
- 最小バンドワイド再生成符号を用いたランプ型秘密分散法(一般,情報セキュリティ,ライフログ活用技術,ライフインテリジェンス,オフィス情報システム,一般)
- 最小バンドワイド再生成符号を用いたランプ型秘密分散法
- 修復可能な分散ストレージシステムにおける最小ストレージ再生成符号に基づく秘密分散法(秘密分散,ビッグデータ時代を支えるセキュリティ・プライバシー保護技術論文)