Reed-Solomon符号の最尤復号に関する検討

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概要

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本稿では, Reed-Solomon(R-S)符号に対するある種の効率的な最尤復号の方法について提案する。受信語を最も尤度の高い符号語に復号する最尤復号において, 従来は受信語と全ての符号語との相関を取る必要があり, シンボル体の位数が大きい符号では計算量が膨大となる。しかし, 最近, R-S符号に対し, 線形再帰シフトレジスタ(LFSR)を利用することでシンボル体の位数と無関係に復号する方法が提案されている。本稿では, この提案方法に組合せ集合の概念を導入することで, 受信語から最も近い符号語を探索する際に, どこまで探索を実行すれば十分であるかを示す停止条件を明示する。そして, その際の計算量を評価することで, 従来手法と比較して少ない計算量で最尤復号を実行できることを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-09-20

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