周辺誤差を考慮した画質評価指標によるH.264/AVC符号化方式(研究速報)
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概要
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H.264/AVCにおける画像符号化では,圧縮効率を高めるために符号量と復号画像のひずみの関係が最適になるように符号化モードの決定が行われる.一般にひずみの評価には二乗誤差が用いられるが,こうした既存の画質評価指標は必ずしも人間の視覚特性と一致しないという問題点があった.そこで本論文では周辺誤差を考慮した新しい画質評価指標を導入し,これを用いたH.264/AVC符号化方式について提案する.復号画像を比較した結果,グラデーションやエッジ状ノイズの改善に効果があることを示した.
- 2009-07-01
著者
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村上 智一
(株)日立製作所中央研究所組込みシステム基盤研究所組込みソフトウェア研究部
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伊藤 浩朗
(株)日立製作所中央研究所組込みシステム基盤研究所組込みソフトウェア研究部
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軽部 勲
日立システムアンドサービスデジタルメディアソリューション本部
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村上 智一
日立製作所中央研究所
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村上 智一
(株)日立コンピュータエレクトロニクス
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伊藤 浩朗
(株)日立製作所中央研究所
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