ユーザ理解のために : 学部生情報検索授業の現場から(<特集>情報リテラシー)
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概要
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近年の情報検索システムの性能向上とインターネットアクセスのコスト低下は著しく,システム固有のコマンドや操作の習熟の必要性は低くなった。エンドユーザは検索に関する専門知識を持たなくても自由に検索できるようになったが,反面,自己責任において情報を評価・選別し,情報技術の変化に順応することが求められている。筆者は約10年前から複数の大学で学部生向けの情報検索と情報リテラシー教育に携わってきた。彼らはネット世代といわれるが,必ずしも学術情報の検索に長けてはおらず,学生間のデジタルデバイドも存在する。学部生情報検索授業の現場からの報告として,彼らの情報検索活動を解説し,授業での取り組みの一端を紹介する。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 2009-07-01