ユビキタス時代のプライバシー : Googleストリートビュー・セカイカメラ等がもたらす問題の倫理的考察(知的財産関係)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2007年,Google社は「Google Street View」(以下,GSV)のサービスを開始した,日本でもGSVが導入され,あらゆる地点の周辺風景が地図情報と併せて公開されている.しかしながら現状では,とくに住宅地での撮影がプライバシーの侵害,住居侵入の手助けになる,肖像権の侵害などを引き起こすとして問題視されている.本稿ではまず,GSVが引き起こしている諸問題を整理する.次に,GSV導入によって引き起こされると言われるプライバシー問題を整理する.そして,今後,セカイカメラ等の類似の問題を孕んだアプリケーションが導入された場合に,撮影される側のプライバシーはどこまで,またどのように守られるべきかを考察する.
- 2009-05-29
著者
関連論文
- ユビキタス時代のプライバシー : Googleストリートビュー・セカイカメラ等がもたらす問題の倫理的考察(知的財産関係)
- ムーアのパラドクスの二人称的変種とスタルネイカーのループをめぐって
- ヒンティッカによる知識と信念の条件
- ムーア自身にとってのムーアのパラドクス
- What Does Google Street View Bring about? -Privacy, Discomfort and The Problem of Paradoxical Others-
- RO-005 データマイニングによるプライバシー侵害を防ぐデータベース構築(O分野:情報システム,査読付き論文)