DNA多型解析による昆虫の種間および種内変異解析 : 基礎的研究から応用面への適用まで
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概要
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分子生物学的なアプローチによる種の多様性評価や,進化の道筋を明らかにする分子系統解析は,今や様々な分野で主要な手法になっている.昆虫は種の多様性,個体数の多さで進化の頂点に立つ生物群であるが,遺伝子を使った解析には多くの研究がみられる.そこで様々な研究例を1)RFLP,RAPD法,2)PCR-RFLP法,3)マルチプレックスPCR,そして最近注目を集めている4)DNAバーコードについてまとめて整理するとともに,遺伝子の適用についての問題点を指摘した.またこうした分子アプローチの研究例として我々が行っているキンウワバ類の分子系統解析や分子同定法について紹介した.そして農業害虫や天敵類にこうした手法を適用するにあたっての今後の展望についても示した.
- 千葉大学の論文
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