塗布型有機半導体材料の開発(TFT(有機,酸化物),一般)
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概要
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塗布型有機半導体は、大面積化・低コスト化技術としての利点を持つ。我々は、堅牢な骨格を持った顔料系低分子(ベンゾポルフィリン(BP))の前駆体を用いて、塗布形成による結晶薄膜を作製し、移動度が最大2cm^2/(Vs)程度と良好な半導体特性を得た。同時に、堅牢な骨格に由来する高い駆動安定性を持つことを確認した。これらのBP系材料の特長を活かし、塗布型有機TFTにより有機EL素子を駆動するパネル(アクティブマトリクスパネル)を作製し、良好な動作を確認した。今後は、高信頼性・製造プロセスへのマッチング等、実用化に向けた検討の段階に入る。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2009-04-16
著者
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