光アクセスシステムにおける高精度時刻情報配信方法(ユビキタス/ブロードバンドネットワークの品質とメディア品質、品質評価モデル、信頼性とセキュリティ、コンテンツ、インセンティブ、一般)
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概要
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従来の通信装置に対し時刻を配信するための最も主要な技術としてNTPがある.NTPでは装置間の遅延が送信時点と到着時点との時刻のズレに大きく影響し,その伝播誤差はホップ数を増やすと更に大きくなる.分散データベースやセンサネットなど多くのノードを連携するシステムを運用するためには大量のノード間での高精度の時刻同期を行わなければならないが,現行技術では精度とスケーラビリティの点で不十分である.PONでは伝送遅延量を把握できるのはOLT側であり、ONU制御は全てOLTで行う.時刻配信においても、この特徴を利用できる.OLTが標準時刻を取得した場合、PONの位相補正機能を利用することによってPON区間の伝送遅延時間を加味した補正を行い,その結果をONUに通知することによって,ONUに正確な時刻を伝えることが出来る.これにより,従来数10msec単位での誤差が発生していた装置時刻を,マイクロ秒以上の精度で統一することが可能となる.
- 2009-04-09
著者
-
芦 賢浩
株式会社日立製作所通信ネットワーク事業部
-
芦 賢浩
日立コミュニケーションテクノロジー
-
水谷 昌彦
株式会社日立コミュニケーションテクノロジー
-
水谷 昌彦
(株)日立コミュニケーションテクノロジー
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