落雷位置標定システムにより観測された関東北部を襲った雷雨事例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1992年9月4日に関東北部で発達した雷雨は,突風と降ひょうにより主に農作物に多大の被害を発生させた.この雷雨を落雷位置データ,レーダーエコーおよび他の気象観測データを用いて解析した.解析には,主に10分間落雷位置データを取り扱った.落雷活動が活発なときには落雷位置が密集し団塊状に分布することが多い.これを本論文では落雷セルと仮称した.落雷セルの移動と,レーダーによる降水域の移動はよく一致し,さらに突風等被害の発生と落雷セルの通過との間に明確な関連が見られた.
- 2009-05-31
著者
関連論文
- 落雷位置標定システムにより観測された関東北部を襲った雷雨事例
- P338 落雷とGPS可降水量および降水の時空間変動
- 人体の安全対策に重要な落雷の二つの特性
- 日本海側冬季大電流雷放電の分布の特徴
- JLDNで観測した日本近辺の夏季雷の特性
- JLDN観測データを用いた日本列島上の落雷密度の解析
- JLDNで観測した日本近辺の落雷の特性
- P127 JLDNで観測された2003年の沖縄地域の落雷
- VHF帯電磁波で観測された雷放電の進展
- 全日本雷観測網(JLDN : Japan Lightning Detection Network)で観測された2000年の落雷
- 全日本雷観測網 (JLDN : Japan Lightning Detection Network) の構築と観測例
- 全日本雷観測網(JLDN : Japan Lightning Detection Network)の構築と観測例
- 冬季雷による風力発電用風車に対する雷撃頻度
- 関東北部で発生した落雷の解析(2)
- 関東北部で発生した落雷の解析
- LLSで観測された大電流を伴う雷放電
- JLDNで観測された2001-2010年の落雷
- 冬季にホットスポットを形成する雷放電の電界変化波形