直交表を利用した,データベースのシステム変数の最適化の検討
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概要
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システムの構成や利用条件に合わせてデータベースシステムなどの性能を引き出すには,システム変数を調整する必要がある。しかし,システム変数の組合せは膨大であり,その全てを網羅した測定結果から最良の物を選ぶのは不可能である。そこで,実務者が自らの経験を生かして,システム変数の選択並びに最適化を計ることが多い。しかし,データベース管理システム(DBMS)に関る知識も必要となるので,専門外の技術者にとって,調整作業が難しかった。本論文では,直交表の手法を応用し,システム変数の最適化を計る手法を提案する。主にハードウェアの機能評価に利用されていた直交表を,オープンソースソフトウェア(OSS)の性能評価について試行した。その結果,OSSの経験がなく,DBMSの知識に乏しい技術者であっても,直交表と回帰分析を併用した組合せテストを行うことで,適切なシステム変数を設計できる見通しを得た。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-03-09
著者
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