カンパニー制組織採用後の業績改善効果に関する実証研究
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概要
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本研究の目的は,1994年〜2002年の間に,カンパニー制組織の採用に踏み切った企業群(サンプル数44社)において,実際,業績が上向いたのかどうかを,公表財務データに基づき,実証することである。本研究の結果は,同組織採用後,総じて,業績が上向いていることを,強く証拠づけている。すなわち,本研究の重要な成果は,カンパニー制組織採用後,総じて,業績改善効果が発現していることを,類似の研究群において,はじめて実証したことである。かかる研究成果は,カンパニー制採用が有効な組織改革であることを裏づけているだけでなく,社内資本金制度等の管理会計システムが,分権化組織において,有効に機能していることを示唆している。
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