ロールプレイを用いた構成的EGが対人援助ボランティア学生のストレス低減に及ぼす影響
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概要
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研究1では,対人援助のボランティア活動を行っている学生を対象に,対人援助ボランティアストレッサー尺度とストレス反応尺度を作成した。研究2では,対人援助ボランティア活動を行っている学生を対象にロールプレイを用いた構成的エンカウンター・グループを行った。参加者は,実験群15名と対照群8名だった。実験群の参加者は,90分からなるセッションを3セッション受けた。セッションの内容は,あるメンバーが,ボランティア活動中,ストレスを感じた場面を他のメンバーに伝える。その対人援助場面をロールプレイで再現する。他のメンバーは,ロールプレイを見てフィードバックをする。ロールプレイを演じたメンバーは他のメンバーから示されたフィードバックの内容を参考に再度,ロールプレイするというものだった。対照群の参加者は何も行わなかった。プレテストとポストテストのストレッサー得点とストレス反応得点,自己肯定意識尺度得点を調べた。その結果,対照群ではプレテストとポストテストで差が無かったが実験群ではプレテストよりポストテストで高まった。
- 久留米大学の論文
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