ハッシュ函数構成法のモデル化と安全性解析(セッション6-B:セキュリティ理論)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
暗号理論では、任意長の入力を一定長に圧縮する函数(ハッシュ函数)を署名・認証・鍵配送などに応用し、その際に衝突対計算困難性や第2原像計算困難性などの安全性を要求する。固定長の入力を一定長に圧縮する函数(圧縮函数)を繰り返し使うことで反復型ハッシュ函数を構成できる。反復型ハッシュ函数の安全性は圧縮函数の安全性と繰り返し方とに依存する。ある構成法に基づく反復型ハッシュ函数が圧縮函数の安全性を保存するかどうか、多数の安全性に関して解析することをMulti-Property-Preserving(MPP)特性解析という。貝体的な構成法に関してMPP特性を解析した研究が存在するのに対し、本研究はモデル化した構成法に関してMPP特性を解析する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-02-26
著者
-
平野 敬之
千葉大学大学院融合科学研究科情報科学専攻知能情報コース情報処理工学領域
-
岸本 渡
千葉大学大学院自然科学研究科
-
岸本 渡
千葉大学大学院融合科学研究科情報科学専攻知能情報コース情報処理工学領域
関連論文
- l-BDHE問題を基にした2次元方向に階層構造を持つIDベース暗号方式
- ハッシュ函数構成法のモデル化と安全性解析(セッション6-B:セキュリティ理論)
- ハッシュ函数構成法のモデル化と安全性解析(セッション6-B:セキュリティ理論)
- 秘密分散法を用いた放送暗号の改良について(情報セキュリティ,ライフログ活用技術,ライフインテリジェンス,オフィス情報システム,一般)
- 秘密分散法を用いた放送暗号の改良について(情報セキュリティ,ライフログ活用技術,ライフインテリジェンス,オフィス情報システム,一般)
- A-7-5 効率的なカードを用いた情報理論的に安全な秘密鍵共有法(A-7. 情報セキュリティ)