秋吉の赤色凝灰質頁岩より化石発見
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概要
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秋吉周辺では,従来,Nagatophyllum帯下の累層については全く不明であった.しかしながら,Nagatophyllumをふくむ石灰岩の下には玄武岩質凝灰岩が累重し,(この凝灰岩の下部はチャートと互層する),その下に赤色凝灰質頁岩がある様に思われる.この赤色凝灰質頁岩(安山岩質)のなかに多数の化石をふくむことを発見した,湊・加藤らによれば,その時代はナムル世最下部に対比されるという.この発見に際し,筆者の秋吉石灰岩の新しい区分を列記し,地質図をそえておいた・詳細は別に報告する予定である.
- 地学団体研究会の論文
- 1963-01-30