英訳『源氏物語』つれづれ : 追悼エドワード・G・サイデンステッカー教授
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
先ごろ亡くなられたエドワード・G・サイデンステッカー、コロンビア大学名誉教授についての思い出を記したものである。計報を知らせる毎日新聞の記事は、作家丸谷才一氏の「追悼の辞」から「日本文学の恩人」という一行を「見出し」としていた。その業績の一つとして、『源氏物語』の英訳をあげられていた。小文はその翻訳のfirst draftを読む機会を与えられた者として、哀悼と感謝の念をもって振り返り、その意味を考えたものである。