「聞き取り」(リスニング)授業が入り込む余地があるか : 第二外国語としての英語授業で聞き取りテクニックを教える必要性について
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概要
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言語習得のために必要とされる4つの技能のうち、いわゆる「聞き取り」受容能力が、多くの場合、学生にとって最もとっつきにくいものとされている。ここでは、第二外国語授業で、効果的な「聞き取り」方法を教える重要性を簡単に考察しながら、その具体的な方法を提案するものである。教師が「聞き取り」レッスンを3つの段階、即ち「聞き取り前」「聞き取り最中」「聞き取り後」に分けて指導すると、扱いやすい上に、学生達はやる気を削がれることなく、与えられた課題をこなすのに大いに役立つことになる。この論文では、第二外国語としての英語授業で、「聞き取り」は単にその場しのぎに付け加える方法論としてではなく、学生たちを言語習得課程の大事な構成要素である「わかりやすい導入」に誘い込む重要な手段として考えるべきであると論じる。