23. 1994年北海道東方沖地震における室内被害と住民行動に関する調査 : 家庭内防災対策の実態とその効果
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概要
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北海道東方沖地震により、顕著な被害を受けた根室市、中標津町、および1993年釧路沖地震で詳細調査の行われた釧路市を対象に、室内被害と住民行動に関するアンケート調査を実施し、3452枚の回答を得た。被災程度は住宅建物、室内被害、負傷等を含めて中標津が最も激しく、根室市がこれに次ぎ、釧路の被害は比較的軽いことが示された。釧路では93年の地震を契機として家具の固定など、地震対策か進んだが、それでも固定率は20%程度に留まり、他の地域では10%前後である。固定による転倒防止効果は一様ではなく、固定方法、散乱防止・負傷防止効果についても検討する必要がある。
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