二酸化炭素本位制時代の到来と家庭の地球温暖化効果ガス削減対策
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概要
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2005年の京都議定書の批准以来、二酸化炭素本位制の時代が到来した。それは、世界の会議で決められた範囲内でしか温室効果ガス(その主体は二酸化炭素、以後これをCO_2と略称)を排出できないと言う事を意味する。これを守らないと地球温暖化や異常気象の多発により生存が、危うくなるからである。我が国のCO_2の削減にあたって各産業分野の技術は世界の最高水準にあり、ここ数年のCO_2排出量は、逓減の方向にある。他方、運輸と家庭のそれは、上昇傾向にある。前回の調査において、家庭の中でも自家用車の排出する割合が大きいと言う結果をえた。今回は、車の所有家庭のみを集計して、より深く分析する事にした。1lのガソリン消費は、1l入りペットボトルにして1,150本分のCO_2の体積になる。51戸の1ヵ月平均ガソリン消費量は、124lであったからペットボトルにして142,600本分を排出したことになる。ガソリン車こそ大量のCO_2排出の元凶である。本稿では、家庭に於ける生活と車からのCO_2排出量に視点を当てた。その結果、多くの分野でかなり削減の可能性があると言う分析結果をえた。
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