狭窄型大腸クローン病に対し腹腔鏡下回盲部切除を施行した一例
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概要
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38歳男性.発症後20年経過のクローン病に対し,腹腔鏡補助下回盲部切除術を施行した1例を経験した.16歳時に発症しクローン病と診断され食事療法や薬物治療を受けるも再燃緩解を繰り返し,今回下痢・腹痛で入院した.注腸透視で回盲部の狭窄を認め,腹腔鏡補助下回盲部切除術を施行した.経過は良好で2週間後に退院し,術後2年目の現在再発の徴候もない.腹腔鏡下腸切除術は疼痛軽減,早期離床,早期退院が期待できる優れた術式であり,適応に応じてクローン病の初回手術に積極的に考慮されてよいと思われた.
- 長崎大学の論文
- 2008-12-25
著者
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