斜め配置ゴム複合板の変形拘束と損失正接

概要

論文の詳細を見る
Tensile deformation of composite rubber plate with inclinedlayers to the stressaxis is analysed. The complex stress and straincomponents are considered and the transferof the components between two layers is assumed in the normal andthe shear directions to the layers. The loss tangent is estimated based on differentanalytical models. The analyticalresultsare compared with the experimental data and discussion is made on the assumption in the analysis.弾性体であるゴムの複合体の解析は，タイヤの動的性能などの基礎的研究としても重要である粘弾性に対する重要な材料定数として，複素弾性率と損失正接(loss tangent)がある．複素（動的）弾性率は，静的弾性力学におけるHookeの法則の弾性係数を，粘弾性体の動力学的挙動に対して拡張したものである．また損失正接はタイヤなどゴム材料の重要な材料特性値となっている．本報告では，粘弾性体としてゴムを考え，それが不均質であるとした場合に考えられる２種類のゴムからなる複合体について，損失正接などを解析的に求めるとともに実験結果と比較検討する．応力軸に対して斜めに配置するゴム積層板を考え，１軸方向に対する弾性定数を線形複合側を用いて求める方法を拡張することにより，種々の斜め角度に対するゴム複合体の複素弾性率および損失正接を求める．解析に用いる仮定を変えた場合の解析を示し，実験結果と比較することによって，解析方法の妥当性を検証する．
津山工業高等専門学校の論文

斜め配置ゴム複合板の変形拘束と損失正接

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク