社会福祉実習の事例研究に関する関係3者の課題 : 実習指導職員・担当教員・実習学生の振り返りから
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概要
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本論の目的は、社会福祉実習における事例研究の教育・学習上の課題を抽出し、関係3者の課題を論じることである。2006年度に実施した「社会福祉援助技術現場実習」(北海道医療大学)において事例研究を実施した2ヶ所の実習機関の実習指導職員、実習学生、担当教員が振り返りを行い、以下の課題が明らかになった。(1)基本的な法制度や知識の学習、(2)事例研究の組み立て、(3)コミュニケーションからはじめる利用者理解、(4)学生のスーパーバイジーカの向上、(5)関係3者の実効ある連携である。さらに、各課題を関係3者の立場のうち、どこが中心的な課題認識を必要とするかを論じた。本論では事例研究を実施した2ヶ所のみを考察対象としていることから結果の一般化には慎重でありたいが、事例研究の教育・学習課題が一定程度抽出できたものと考えられる。
- 北海道医療大学の論文
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