小学校英語教科化へ向けて : シラバスデザインに関する考察(荒井聰子教授記念号)
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概要
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本稿では、小学校6年生レベルでの英語活動における年間計画の計画を立てる際のさまざまな問題を取り上げる。まず、学習者のニーズを考慮することが重要である。小学6年生という段階ではまだ自分のニーズを明確に述べることは難しいかもしれないので、教師がコースの目標が児童に合っているかを見直すことが必要である。次に、コースの内容であるが、授業の中で行う活動の中で英語が意味を持って使われ、そうした活動を児童が体験できる内容であるべきだ。次に、教師と児童の役割について検討する。教師は、児童やタスク、教材、特にその単元の目標に合った適切な教え方を選ばなければならない。それに続き、タスクを発展させたり、教材を選ぶ際のポイントを提案する。英語を外国語として教える際には、タスクと教材は目標言語のインプット不足を補うのを助けるので大変重要である。最後に、評価について述べる。この章は比較的短いが、効果的なコースの発展には評価は不可欠である。本稿で論じた点を踏まえ、今後小学校英語のカリキュラムを組む際により現実に即した計画ができることを期待したい。
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