小学校家庭科における衣生活分野の取り組みについての一考察 : 衣服の手入れ
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概要
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衣服の手入れに関する意識調査を実施したところ"あらう"ということについての現状が浮き彫りになった。本来,洗浄することを目的とした洗濯であるはずのものが,洗濯機の機種や洗剤の選択において汚れ落ちが悪いことが気になるものの,より安価で労力の省力化に優れたものが選択の条件となっている。また,洗濯を子どもと一緒に取り組む時間的ゆとりがないため,小学校教育の中で基本的な洗濯方法の指導が求められていることがわかった。一方,学校教育では衣服の手入れにっいての授業が積極的に実施されていない現状であることもわかった。そこで,本研究では(1)体験学習を通して,子ども自らが学び得る授業を展開する。(2)家庭に積極的な協力依頼を行う。(3)学校と家庭がともに子どもを育てるというコンセンサスを得る。この三点の課題の実践を提言した。
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