米国細胞生物学教室に留学して : オートファジーのレビューに替えて(<特集>医学研究のUP-TO-DATE)
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概要
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人生の多くの部分は,必要がなくなったものを捨てることに費やされる.細胞も同様に,合成と分解のバランスを保ちながら,多様な外界の変化に柔軟に対応するために,必要に応じて細胞内の自分自身の構成成分を『リサイクルする仕組み(システム)』を持っている.このシステムを"オートファジー(自食作用)"と呼び,高等真核生物ではリソソームが,酵母では液胞(vacuole)が,最終的なタンパク質分解の場となる.近年,様々な分野においてオートファジーの関与が報告されている.私は,2005年5月から2007年12月まで米国ハーバード医科大学細胞生物学教室Junying Yuan教授の所に留学した.今回は,そのデータを簡単に紹介するとともにオートファジーの概説を試みたい.
著者
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