ヘルスコンシューマの健康情報の信頼性の判断基準と背景要因
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概要
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岩手県民を対象に健康情報の信頼性を判断するための評価の現状,インターネットの利用状況などについて調査を行った.その結果,次のことが明らかになった.(1)もっとも意識されている判断は, 「健康情報の根拠や理由」の明示であり,県民の約6割が意識していた.(2)「専門的内容」,「主治医の意見と同一」,「教育目的か商業目的か」といった判断は県民の約3割から4割が意識していた.(3)健康情報の信頼性の判断には,健康情報の信頼性に疑問を感じた経験,年齢,インターネット経験といった個人背景に関連がみられた.以上の結果を踏まえ,今後は認識できる判断基準の増加を図っていくため,個人背景による認識の差を考慮した教育や普及活動を行っていく必要がある
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