「ストリングラフィ」の音響解析(楽器・調査)
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概要
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「ストリングラフィ」は絹糸と紙コップを用いて作られ、糸電話に類似した構造を持つ楽器である。ストリングラフィの構造は既存の楽器とはかなり異なる特徴を有しており、楽器研究に有益な知見を得られることが期待される。本研究ではストリングラフィの楽音をスペクトル分析し、全ての音について基音よりも1000[Hz]付近の倍音の方がパワーが強いという結果を得た。ユニゾンの音を複数パート演奏する際に「演奏していない音」が聞こえるという現象を確認し、この現象は倍音成分が重なることによって倍音成分のピーク位置に音があるように知覚されているため、との結論を得た。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-12-12
著者
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管村 昇
工学院大学
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山口 直彦
工学院大学大学院工学研究科情報学専攻修士課程
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山口 直彦
工学院大学
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水嶋 一江
スタジオ・イヴ
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八重樫 みどり
スタジオ・イヴ
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管村 昇
工学院大学大学院工学研究科情報学専攻修士課程|工学院大学情報学部情報デザイン学科
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