オープンバイアル法による土壌空気中ラドン濃度連続測定
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概要
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ラドンが有機溶媒によく溶けることを利用して水中のラドン定量法:トルエン抽出-液体シンチレーションカウンター測定法が開発された。次にその応用として空気中のラドン濃度測定法を検討し、Passive型のオープンバイアル法を考案した。測定バイアルのキャップをはずし空気中に露出した液体シンチレーターの中に溶け込んでくるラドン濃度を測定する方法である。オープンバイアル法をウラン探査地域、地熱地域等に適用し、ウラン探査、温泉探査、断層探査等に利用出来ることがわかった。今回は自然放射線地域への適用を検討した。都内に掘った調査孔の中にオープンバイアルを5日間づつセットし、土壌空気中のラドン濃度を測定した。測定は21ケ月間継続し、得られたデータを処理して高速フーリエ変換し、同一期間測定した気圧、気温、降雨量との相互相関関数を求めた。
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