有限密度での非一様なカイラル凝縮とクォーク質量による影響(熱場の量子論とその応用,研究会報告)
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概要
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カイラル凝縮が空間非一様になりうることがQCDの有効理論を使って示されているが、そこではcurrent quark massがゼロであると仮定している。そこで我々は、current quark massが有限値をとるとどのような影響を与えるのか調べた。数値計算により、(i) current quark massが有限値をとると、それはカイラル凝縮が空間非一様になりにくくなる方向に働く、(ii)バリオン密度が高密度側で空間非一様になる(カイラル極限ではバリオン密度は空間一様)、という結果が得られた。
- 2009-02-20
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