実物体ベースの遠隔指示装置における複製画像インタフェースの提案(<特集>そこら中でインタラクション)
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概要
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我々は遠隔地の物体を映像として共有し,該物体にプロジェクタ光による直接的な指示を可能とすることで,実物体を対象とした遠隔コミュニケーションを支援するシステムの研究を行っている.このシステムの試用を通じて,指示後に対象物を移動させることにより指示と対象物がずれ,指示参照できない問題があることを確認した.この問題を解消するため,移動前に対象物の複製画像を作成し対象物と同位置に投影することで,対象物移動後も複製画像上で指示を継続参照できる手法を提案する.提案手法のプロトタイプを実装し,期待動作の確認を行った.また,作成したプロトタイプを用いた試用により提案手法への概ね肯定的な意見と検討すべき課題の示唆を得ることができた.
- 2008-10-30
著者
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高野 健太郎
富士ゼロックス株式会社研究技術開発本部
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内橋 真吾
富士ゼロックス株式会社 研究技術開発本部
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高野 健太郎
富士ゼロックス株式会社 研究技術開発本部 コミュニケーション・デザイン・オフィス
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