ステレオネットを使った平均ベクトルの作図法
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概要
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ステレオネットの上に投影されたいくつかのポールが,いわゆるクラスター(cluster)状に分布している時,我々はそれらの平均方位を必要とする場合がある.与えられたポールの方位を球の中心からポールに向かう単位ベクトルで表わす時,平均方位はいくつかの単位ベクトルを合成して得られる合成ベクトルの方位で示すことが出来る.この合成ベクトルの方位を示す単位ベクトルを平均ベクトルと定義する.ステレオネットを使って平均ベクトルを求める簡単な作図法を紹介する.また,作図の手間は描かれる大円の数に依存しているので,与えられたポールの数と大円の数の最小値との関係についてもふれる.
- 地学団体研究会の論文
- 1970-05-25
著者
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宇井 啓高
Department Of Earth Scicnce Faculty Of Education Toyama University
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宇井 啓高
Department Of Earth Sciences Faculty Of Science Nagoya University
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矢入 憲二
Department Of Earth Sciences Faculty Of Science Nagoya University
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大沢 久人
Department of Earth Sciences, Faculty of Science, Nagoya University
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大沢 久人
Department Of Earth Sciences Faculty Of Science Nagoya University
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