電子資料を対象にしたFRBRモデルの展開
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概要
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本稿は,Functional Requirements for Bibliographic Recordsにおいて示されたモデル(FRBRモデル)について,電子資料を対象にした場合の展開を試みた。展開に反映させるべき要件として(1)キャリアの有無を柔軟に表現できる,(2)内容構成とファイル構成を同時に考慮できるという2点をあげた。併せて,FRBRモデルを捉える視点として,「種別展開の視点」と「部分包含の視点」を提案し,上述の2つの要件に応えるモデルの展開に適宜通用した。(1)の展開では,種別展開の視点を通用しwork, expression, file, copy, packaged copy からなるモデルを提案した。(2)の展開では,部分包含の視点を通用した。(1)で展開したモデルに対して,内容構成とファイル構成の対応関係の事例を示し,モデルの妥当性を確認した。
- 日本図書館情報学会の論文
- 2006-09-20
著者
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