インタードメイン冗長パス計算方式の評価(IPバックボーンネットワーク,MPLS,GMPLS,フォトニックネットワーク,トラヒック制御・解析及び一般)

概要

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本稿では、筆者らがこれまでに提案したインタードメイン冗長パス計算方式について、冗長要求条件に応じた評価、および、コストの観点での評価を行い、提案方式の有効性を確認する。MPLS (Multi-Protocol label Switching)/GMPLS (Generalized MPLS)ネットワークの大規模化に伴い、複数のドメインに分割することが考えられるが、この際、どのようにして、冗長性などの制約条件を満足するEnd-to-Endのパス計算を行うかが課題となる。この課題に対し、IETFではパス計算を行う独立した計算機能であるPCE (Path Computation Element)を検討している。これまで筆者らは、PCEを用いたEnd-to-Endの冗長パス計算方式として,既存方式を改良した新規方式を提案している.提案方式は,通信負荷、計算負荷ともに少なく、実装が軽量でありながら、十分な冗長パス発見能力を持ちうることを特徴とする。本稿では、提案方式について,リンク冗長/ノード冗長といった冗長要求条件に応じた評価を行うとともに、冗長パス発見能力のみならず計算結果のパスコストの観点による評価を行い、提案方式の有効性を示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
2008-10-02