アキレス腱損傷用AFOへの歩行機能付加の基礎検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アキレス腱破断者が治療用装具(AFO)装着当初から平坦面や階段を松葉杖を用いずに歩行できるようにするため、装具の動力化について検討した。患側の足関節を装具で固定した状態での歩行を可能とするため、足関節の代替となる機構を新たに開発し、装具の底部に付加した。健常者の平坦面および階段歩行時の足関節角の測定結果に基づいて、動力化AFOの所要前傾角は約25度であることを明らかにし、駆動機構にネオジウム磁石と電磁石を用いたプロトタイプを試作して、ハンドスイッチによる直立と蹴り出しの2つのポジション選択を可能とした。試作装置を用いて歩行実験を行い、AFOの動力化で階段の昇降も可能となり、患者のADLが改善されることを明らかにしている。
- 2008-09-18
著者
関連論文
- アキレス腱損傷用AFOへの歩行機能付加の基礎検討
- リモートアンプシステムを用いた海底光伝送路および光ファイバケーブルの検討
- 汎用CMOS論理デバイスを用いた位相比較器によるピコ秒台分解能の時間計測の提案と試作結果