エントロピーの公理的定式化から複雑系の理論へ(<特集セッション>シャノンの論文から60年)
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概要
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1948年のShannonの論文では,エントロピーは公理系で特徴付けることにより導出されている.その公理系は,その後,Khinchinの公理系と併せて,Shannon-Khinchinの公理系として今日知られている.本稿では,その1パラメータ拡張した公理系からTsallisエントロピーと言われる一般化エントロピーが定まることを述べる.さらに,この拡張において,指数関数の数理からべき関数の数理にいかに一般化されるかを述べ,その新しいパラメータqがマルチフラクタルの特徴付けである一般化次元D_qのqと一致することを示す.
- 2008-09-30
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