P-23 気体試料直接導入ICP-MSを用いる浮遊粒子状物質のリアルタイム多元素モニタリング(ポスター発表(アカデミックプロムナード))
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、ICP-MSの普及は目覚しく、装置の高感度化やコリジョン・リアクションセル技術の進歩によって、その利用範囲は急速に広がっている。しかしながら、環境大気などの気体試料の分析は、試料ガス中の金属成分をフィルターに捕集し、それを溶解、水溶液として測定するのが一般的で、操作中にコンタミネーションを生じ易く、分析に多大な労力と時間を必要としている。一方、EDX、INAA、PIXE等による時間分解能の高い測定や個別粒子レーザーイオン化質量分析装置を用いる粒子組成の測定などの研究も行われているが、一般の研究室で高感度かつリアルタイムに多元素同時分析を行う方法は見当たらない。我々は、試料ガス中の微粒子をアルゴンガス中に移動するガス交換器を開発しICP-MSを用いる気体試料の直接分析を可能とした。今回、環境大気中に浮遊するエアロゾルのリアルタイム多元素同時モニタリングを試みたので、その結果を報告する。
- 社団法人大気環境学会の論文
- 2008-08-29
著者
関連論文
- 分析走査電子顕微鏡による建築物解体等工事現場周辺における大気中石綿濃度測定法の検討
- 3A1116 大気エアロゾル中アンチモンの発生源解析(5物質-2粒子状物質,一般研究発表)
- P-23 気体試料直接導入ICP-MSを用いる浮遊粒子状物質のリアルタイム多元素モニタリング(ポスター発表(アカデミックプロムナード))
- 1F1348 建築物解体現場周辺における大気中石綿濃度の測定(5物質-4繊維状物質,一般研究発表)
- プラズマイオン源質量分析装置を用いる気体試料直接分析方法の開発
- ICP-MSを用いる気体試料直接分析法の開発と浮遊粒子状物質のリアルタイム多元素モニタリング
- プラズマイオン源質量分析装置を用いる気体試料直接分析法の開発
- 公共用水域水質環境基準,地下水環境基準および排水基準等に関する告示の一部改正
- イオンクロマトグラフを用いた硫酸中の窒素酸化物,塩化物,2酸化イオウの迅速同時分析
- ガス交換/ICP-TOFMSによるたばこ煙の直接・多元素同時分析