私立高校における特別支援教育の実践
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概要
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最初に,私立高校において特別支援教育推進体制の整備が遅れている現状をアンケート調査結果から示し,文部科学省の積極的な指導がない現状では,私立学校(以下、私学)の教職員が主体的に研修し,自分たちで体制づくりを行う力量をもつように努力していかなければならないことやその動きが始まっていることを述べた.私学における特別支援教育の具体的な実践として,小学校時代にひどいいじめを受けたアスペルガー症候群のC子が,そのために人間不信に陥り,対人観に大きな歪みをもち,さまざまな問題行動を起こして苦しんでいることへの,B私立女子中学高校の6年間の取り組みを紹介した.
- 全国障害者問題研究会の論文